海外で働きたい!でも英語が出来ない。。いやその前に手に職つけよう!

私は自慢じゃないですが、海外で働き始めた時は英語がほとんど出来ませんでした。せいぜい外国の空港に着いたらチケットの確認とか、入国審査の紙に英語を記入するくらいの英語力です。それぐらいなら何回か海外旅行に行ってれば自然と覚えますよね。
海外で働くなら英語ができなければならない。。というイメージも今ではもう幻想だと思います。なぜ英語が出来なくても海外で仕事を始めることが出来たのか、私の体験談とそれからいろいろ考えてみたのでそれを基に理由を挙げてみたいと思います。

海外で働きたい!海外でまず就いた仕事先は日本食レストランの調理補助

私の海外での初めての仕事は日本食レストランの調理補助です。海外を飛び回る仕事って商社マン?と私は勝手にイメージしていました。
皆さんもそんな華やかなイメージを抱いていませんか? 当時の私は、そんなことを言ってられるほど余裕はなく、むしろ切羽詰っていました。定職もなく、長くフリーターとして過ごし、いざ就職せなアカンなあと決めて履歴書を送るものの、今考えれば当たり前のこと、企業はそんな輩を採用するはずがありません。
もう手当たりしだい履歴書を送っていたのですが、その中の一通は海外のドイツにある日本食レストランでした。そこから働いてみないか、とお声がかかったので、スーツケースひとつでドイツに飛び立ったのです。私の履歴をだらだらと述べてしまいましたが、調理補助だったので、外国語を使う機会はあまりありません。
日本人が経営している日本食レストランなので同僚もほとんど日本人です。そして勤務地がドイツだったというのもあるでしょう。母国語はもちろん英語ではなくドイツ語なので、英語は必要なかったです。そのかわりドイツ語はがんばって話せるように後から勉強しましたが。
でも英語圏の国でも日本料理レストランの求人があります。外国語をあまり使わない職種なら、外国語を満足に話せなくても応募したら仕事にありつけると思います。

海外で働きたい!外国語は英語だけじゃない

日本語以外の外国語は英語だけじゃないです。当たり前の話ですけど。以前働いていたドイツはもちろん周りの人はドイツ語を話します。コレは個人的に思ったのですが、基本的なドイツ語を話せないとみんなすごい見下したような目で見てくる!(あくまでも個人的な意見)なのでバカにされたくないのでゼロからドイツ語を学び始めました。
ドイツ語なんて日本にいるときは、お医者さんとか頭のいい人が使うもんだ、そんなイメージしか無かったです。(たびたびこのサイトで私のイメージが出てきますが、貧相なイメージ力にご理解のほうをよろしくお願い致します)
結局、2年ドイツにいたのですが、ドイツ語はなんとか就職試験の面接で面接官と話せるくらいのレベルにはなったんですが、英語は全く勉強しなかったので上達せず。
次に移り住んだポーランドも母国語はポーランド語。なので英語を話す機会は無いです。ポーランド語は勉強していますが。
海外で働きたいと思ったら、英語ができるかどうか、悩まず行けよといっている理由のひとつ。それが英語圏じゃない国も海外だということです。

海外で働きたい!結局は手に職をつけることが大事

なぜドイツの日本食レストランから仕事のお声がかかったのでしょうか?それまで結構飲食店でのバイト経験が長かったのもあるかもしれません。飲食店の立ち上げに携わったことがある経験を買われたのかもしれません。ただ働き始めたのは調理補助からだったので、今思うと日本にいるときもっと手に職をつけていればよかったなあと悔やまれます。もっともっと海外生活がスムーズに快適にいけたと思います。自分の体験上飲食店を書きましたが、その業界だけではありません。美容師の求人広告も見かけます。
日本人の駐在員が多くいる地域では、日本人向けの美容院、理容室を見かけます。やっぱり自分の髪を切るときは、微妙な言葉のニュアンスで伝えるのは大事ですし、言葉がわからないと怖いですよね。なので日本人の美容師、理容師がそういった地域で必要になってきます。
世界中どこでも働く際に共通することは、手に職をつけるということですね、語学の前に。だって外国人と話せても仕事が出来ないと、雇用主は雇わないでしょう。翻訳者、通訳者など語学が手に職の人は話は別ですよ。語学が手に職ですから。
語学のプロを目指していないその他の人は、まず手に職を身につけることが先だと思います。

英語は出来なくても海外で働ける!でも語学は後から続けよう

さて英語が出来なくても海外で仕事を始められるという理由や方法を簡単に話してみました。今は世界中に日本人が多く住むコミュニティ、地域がありますし、そこに求人案件もあります。
日本人が多い地域だと外国語を知らなくても案外、ずっと暮らせてしまいます。何年も海外に住んでいるのに全くその土地の言葉がしゃべれないという人を結構知っています。
しかし!英語が出来なくても、外国語ができなくても海外で働きたいと思っている方。ここで勘違いなさらないで頂きたい。
はじめのうちは外国の言葉が出来なくても、後からその言葉の学習は続けていった方がいいと私は思います。自分自身のために。英語圏の国だったらもちろん、英語を。ドイツだったらドイツ語を。フランスだったらフランス語を。などなど。
何年もいるのにその国の言葉を話せないと、なんで話せないの?と現地の人に思われます。逆に想像してみてください。日本に十年もいるのに日本語をまったく話せない外国人がいたらどう思うでしょう?
また仮に英語ができて、英語圏じゃないほかの国で働く場合、やっぱりその国の言葉を学んだ方がいいかなあと思います。想像してみてください、日本に十年もいるのに英語でずっと話しかけられている場合。日本語覚えろよと思いませんか?
また実際言葉を覚えていかないと自分の仕事、キャリア形成に不利になります。滞在許可証の更新を申請する機会が何年かに1度あるのですが、その時、役所の人と意思疎通できる語学力がないと、ずっと短期滞在許可証のままです。長期滞在許可証がもらえない、つまりずっと自由に職を選べない、転職先が日系企業の選択肢しかない、という状態に陥ります。そういう人も見てきました。
せっかく海外にチャレンジしてきたのですから、そのチャレンジ精神の初心を忘れず、いろいろなスキルを身につけ自分の将来の選択肢を増やすようチャレンジし続けて楽しんだ方がいいのではないでしょうか?