香港で未経験から始めた栄養食品の販売のお仕事、言葉の壁の大変さに直面

次は、香港で現地採用された方の仕事体験です。

現地採用です。中国の香港で現地採用されました。
中国語はできませんから全て英語になってしまいましたが何とかコミュニケーションは達成しました。知り合いのつてで入社となりましたが就労ビザなどがなかなか大変でした。
栄養士の勉強を現地でしていたんですが、そういった経歴を買っていただいたんだと思っています。
しかし仕事自体は経験がありませんでしたので色々とトレーニングをして頂きました。
仕事を始めてからは現地のお客さんたちにすぐに中国語で話しかけられるんですが、中国語のできない店員だと分かると、じゃあいいよ、と話を辞めてしまう人や困った顔をされたり、無表情になったりしてしまう方たちがいたのが難しかったです。
確かに中国語が中国語圏でできないのはかなり難しかったんではないかと思っていますが、英語ができるお客さんたちはどんどん質問などをしてきましたから、それもまた答えるのが大変でした。
とにかくそれぞれのお客さんにぴったりと合ったアドバイスなどを差し上げられるようにと努力をしました。
たまに品出し、在庫管理、簡単な清掃などがあるんですが、そういった作業の時は一瞬だけほっとしました。
しかしまた接客に戻りますと、言葉の壁の大変な状態に戻ります。
中国の食品の栄養表記は中国語である必要があるみたいなんで、読めないものばかりでした。
たまに輸入品の英語などはありましたが、それらはわずかでした。他には基本的なことですが、現地通貨でのお金のやり取りが慣れない間はちょっと戸惑いました。
お釣りなどを渡す時に一瞬考え込んだりしてしまったりもします。でもそれは徐々になれるんですが、単位計算などは常に計算機を持って走り回ってしました。
女性のお客さんなんかは特にカロリーなどを気にしたりされるんですが、千焦というのはキロジュールというカロリーの単位です。
日本ではキロジュールなんてものはあまり使いませんから、キロカロリーで考えないとあまり自分の中で納得しないといったところがあり頭の中はいつも混乱状態でした。それでも何もしらない自分が中国で現地通貨の元で10000ほど頂けたのはすごく有難かったですし、勉強にもなりました。
中国の方は意外と心が広い方もいらっしゃって、さすが大国だと思いました。
そのせいか時間に時々正確じゃなくてマネージャーがゆっくりと遅れてきたりなどありましたが、仕事が終わったらきっちり時間を守って即終了なんですね。
残業をしないという合理的な考え方が自分は好きで、細かすぎることはしない主義でしたし日本と違うなあと思いました。そのせいか意外と働きやすかったです。