アメリカ・カリフォルニアのお寿司屋さんでウェイトレスの求人を発見。英語はできなかったけど徐々に仕事の楽しみを覚えていく

カリフォルニアのとあるところに赴任者の奥さんが、すし屋の求人を見つけて仕事を始めた体験談を紹介します。

主人の仕事でカリフォルニアのビーチに近い街に住んでいた際に、毎日、自転車であちこちに行って
周辺の景色を楽しんだり、買い物を済ませたりしていました。
そのころ、アメリカに行く前までは日本でフルタイムで忙しく働いていたので、何かちょうど仕事をしたいと思っていたので
何か出来る仕事はないかと考えていました。
そして、自転車であちこちを周っていた際にお寿司屋さんを何軒か見たのですが、その中で名前が日本人の名前の付いたところがありましたので、話だけでも聞いてみようと思って、まだ開店前の店舗に入ってみました。
思った通り、オーナーとその奥さんは日本人で、私が仕事を探していることを伝えると、是非、すぐにでも
来て欲しいと言われて、その数日後から働き始めました。
主人に話をすると、仕事が決まったことを喜んでくれました。
働き始めるまでに、必要な服を買いました。 面接の際に白いシャツと黒いパンツを着てほしいと言われましたので。
仕事はウエイトレスがメインで、後は伝票の集計と報告もしました。
ウエイトレスの経験は日本でもありましたが、英語での接客で最初はとても緊張しましたが、慣れてくると楽しく仕事ができました。
でもお寿司の知識があまり無かったですし、魚などの英単語を覚えないといけないのは少し苦労しました。
オーナー(板前)はアメリカナイズされたお寿司ではなく、日本のこだわりを持ったお寿司を出していましたから特に
魚や調理方法については確認しながら、お客様に説明するように努めていました。
ただアメリカにはチップ制があるので、お客様からチップをもらう事も出来て嬉しかったですし、張り合いもありました。
特にディナー時に働いた際には客単価も高いので、チップも増えました。
そのお店では貰ったチップを全部集めて、その時に働いた人の人数で割って、均等に分けるシステムでしたので
悪いお客様を接客してチップがぜんぜんもらえないということもなく良かったです。
それと常連のお客様と話をするのも楽しかったです。
また日本語で会話できるのも楽しかったですし、ランチタイムに仕事をした際には賄い(日本食が多)も食べることが出来て良かったです。
日本人の友達が居なかった私にはとても有難かったです。
場所的に治安は悪くは無かったのですが、ディナー時に仕事をした後は、お店の目の前に止めている車に乗って運転し始めるまで
オーナーが店の外に出て危なくないか見てくれたことも何度かあって、有難かったです。
しばらく働いたのですが、また主人の転勤で日本に戻る事になったので、残念ながらその仕事を辞めました。