海外、アメリカ、ニューヨークのビジネススクールで勉強中、アルバイトで旅行手配会社に採用される

次は、ニューヨークで旅行手配会社で勤務経験がある方の体験談を紹介します。

日本の旅行代理店で5年間勤務したのち、ニューヨークのビジネススクールで勉強中、アルバイトで採用されました。
日本人向けに発行されているフリータウン誌を日本食材店で入手し、その求人広告でゲストハウスの管理人に応募したところ、オーナーが私の履歴書を見て、こちらの会社に推薦してくれました。
日本では、海外へ日本人旅行者を送り出す仕事でしたが、こちらは、ニューヨークへ旅行に来た日本人のガイドの手配・ホテルやレストランの予約・観劇やスポーツ観戦チケットの入手・オプショナルツアーの申し込みが主な業務でした。
日本の大手旅行会社が作るパッケージツアーの手配なので、社内は日本語、ガイドさん達はもちろん日本語ペラペラで、予約業務で使われる英語もほぼ決まっていたので、外国で仕事しているという感覚がほとんどなかったです。
日本人は、永住権やグリーンカードをすでに持っている社員組か、会社からビザを申請してもらうために入ったインターン組がおり、私のようなアルバイトは他にいませんでしたが、分け隔てなく働かせてもらってました。
ただし、インターンやアルバイトは給料はものすごく安く、「カフェで皿洗いをしているよりは、肉体労働でない分楽でいいかな」というレベルでした。
ときどきガイドさんと一緒に、空港に日本からのお客様を迎えに行ったり、市内ツアーについて行ったり、面白い経験でした。
ガイドさんは、国際結婚した人や学生、アーティストのアルバイトなどいろんな人がおり、古株の一定数以外の人は、次々顔ぶれが変わっていました。
時々、「パックツアーの予定以外の事をしたい」というお客様が現れました。
「〇〇というレストランで食事がしたい。」「△△に行きたい。」という希望ならガイドの手配と予約をすれば済むことなのですが、一度、日本の消防士さんの団体が、「ニューヨークの消防署を見学したい。」とご依頼いただき社内で頭を悩ませたことがあります。
結局、会社から直接消防署にお願いすると、絶対断られるだろうと言う事で、ガイドさんの一人が知り合いの消防士さんに話をして段取りをしてもらいました。
当時は規制が緩かったのでしょうね。一般のお客様が「NYPD(NY市警察)を見学したい」と言われたときは、お断りしましたが。
ニューヨークやロサンゼルスは日本人も多く、一言も英語が話せなくても生活できる都市です。
このような日本企業で働くのは現地の言葉もあまり必要ないので初心者にはいいかもしれませんね。